美専展2016

美専展終了!!そして、次のステージへ――。

美専展2016

3日間にわたり開催された「美専展2016 クリエイティブを魅せろ。」が、2月28日、大盛況のうちに幕を閉じました。
学生一人一人に、来場者の方々を目の前にして自作品のプレゼンテーションを行う場が与えられ、より多くのことを学ぶ機会となりました。また、すべての作品の中から「グランプリ」、「優秀賞」、来場者の投票による「ベストいいね!プライズ」が決定しました。
様々な意味で、美専生の次のステージにとっての、大きな弾みとなる結果であったと思います。
ご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

受賞作発表!!!

2年次生受賞作

美専展グランプリ「NAGANO APPLES」横山梓

どんなりんごも「歴史」、「見た目」、「味」に特徴はありますが、歴史や見た目は一度で全てを知ることはできず、味も食べるまでは想像できません。
私は長野県のりんごを購入しようとしている方への助けになるものをデザインしたいと思い、りんごの情報を見て、触れて、感じる贈答用パッケージを制作しました。
(美専展 作品カタログより抜粋)

優秀賞「ワタシクレヨン」笹井有紀子

私は、1年次生の頃から色に興味があり、総合制作では色に関することに取り組みたいと考えていました。特に面白いと感じていることが、人によって感じる色や、思い描く色が違うということです。
人によって価値観が違うことは当たり前ですが、色を通してそれを感じてもらったり、改めて考えてみてほしいと思い、このクレヨンを制作しました。クレヨン1つひとつに私が長野県で暮らして感じたことや、思い出から名前をつけています。
(美専展 作品カタログより抜粋)

優秀賞「ワタシクレヨン」

1年次生受賞作

優秀賞「積み重なる」竜川夏央莉

浅間山は長野県と群馬県の境にある複合火山です。世界でも有数の活火山として知られています。
私は、噴火を繰り返し、積み重ねている姿が生きている証なのだと感じ、ポスターで表現したいと思いました。素材は、自然ならではの様々な表情や色を表現するために、布を用いて制作しました。

優秀賞「積み重なる」

優秀賞「存在」山口瑞貴

学校に行けず不登校になっている小・中学生のための選択肢として「中間教室」があります。長野にしかない教育機関です。
私も不登校に悩み、中間教室に通っていました。当事者だった私にしかできない表現方法を用いて、今まさに不登校に悩む小・中学生が中間教室を知るきっかけになるポスターを制作しました。

優秀賞「存在」

「ベストいいね!プライズ」受賞作

グランプリや優秀賞の選別とは別に、来場者の投票によって選ばれた作品です。

ベストいいね!プライズ「空ランタン」芦部朋美

私は幼い頃から星や空を見るのが好きで、特に私の育った南信のきれいな空が好きです。この南信の空をもっと多くの人に共有したいという思いから、空ランタンを制作しました。
この空ランタンの見どころは、ガラスに映る空が変化していく所です。これはタイムラプスという技法を用いました。一定の時間おきにシャッターを切り、撮れた写真を動画にしたものです。刻々と変化していく空をお楽しみください。
(美専展 作品カタログより抜粋)

ベストいいね!プライズ「空ランタン」

最後の締めくくり「美専展報告会」

3月4日、美専展の最後の締めくくりとして、プロモーションワークの授業内において、今回の美専展を総括する「美専展報告会」が開かれました。 運営に携わった各チームより、それそれの活動の結果と課題点などの報告が行われました。
自分たちの活動の成果を振り返り、課題を確認する場があることで、達成感と、更なる学びのための動機が育まれていきます。
「美専展」という大きな成果を胸に、それぞれの次なるステージへ向け、美専生は進み続けます。

美専展報告会

ついに開催!!「美専展2016 クリエイティブを魅せろ。」

美専展2016

かねてより、本ホームページ上でお知らせしてまいりました「美専展2016 クリエイティブを魅せろ。」が、ついに開催の運びとなりました。
25日より3日間、学生たちが粋を尽くした学びの集大成が、お披露目となります。
会期中は会場におきまして、「ベストいいね!プライズ」という形で、ご来場の皆さまからの各制作物へのご投票を受け付けています。多くの票が集まった作品には、最終日に観客賞が授与される予定です。ふるってご参加下さい。
また、本制作展は学生の集大成というだけではなく、「長野美術専門学校」という学び舎そのものを集約した場でもあります。
「そもそも美専ってどんなところ?」という疑問を待つ方も是非この機会にどうぞ!!
長野美術専門学校の、そして美専生たちのクリエイティブ、感じてみませんか?

展覧会情報

→「美専展2016 クリエイティブを魅せろ。」開催

美専展に向けた美専生たちの活動

美専展2016

長野美術専門学校の一大行事「美専展」。
これに向け、美専生たちは主に2つの授業の中で活動してきました。

「総合制作」の授業

1つは「総合制作」の授業です。
「総合制作」では、毎年学科・年次ごとに提示されるテーマと手法に沿って、作品の制作を行います。
ビジュアルデザイン科の今年のテーマは「Nagano style ナガノスタイル」(※1)でした。1年次生はポスターという手法で制作を行いました。2年次生は形式なしの自由な手法で、制作に取り組みました。
アート・コミュニケーション科1年次生のテーマは「線」(※2)でした。2年次生のテーマは自由。手法は1、2年次とも自由でした。
制作過程で、講師は適宜アドバイスを与えますが、主体は学生自身にあります。制作に必要な素材の収集や、外注手続きなども彼ら自身でこなします。
これらの制作活動に対する講師からの最終的なフィードバックは、授業終盤での講評会で行われました。学校側の評価はこの時に決定しましたが、現在、美専展に向けてさらなるブラッシュアップに取り掛かっている学生もいます。
学生それぞれが美専で積み上げてきた知識、技術、すべての学びの成果を具現化する集大成ともいえる授業です。

「総合制作」の授業

※1テーマ:「Nagano style ナガノスタイル」の設定意図(授業資料より)
「”スタイル”とは型や形式、生活様式ということですが、私たちにとって長野とはどのような姿かたちなのか。見つめ直し、自分の表現方法を探求してもらいたい」

※2テーマ:「線」の設定意図(授業資料より)
「アート・コミュニケーション科1年次では多くの時間を「描写」に費やします。一本の線から始まる描写が表現の礎となり様々な発見を促し、やがては各人個性を確立していきます。線は質感、量感、空間、リズムを表し画面を分割し面も作ります。線を多角的に捉え、自分の表現(作品)に役割を持たせてください。」

「プロモーションワーク」の授業

もう1つの授業は、「プロモーションワーク」です。
以前、授業レポートでも取り上げましたが、この授業では、学生が自分たちの「美専展」をどのように”魅せる”か、を主眼に置き、プロモーションマインドを学びます。
一言にプロモーションと言っても、様々な要素があります。「プロモーションワーク」では、それを「会計」、「広報」、「会場」、「記録」、「内覧会」、「ギャラリートーク」、「コア」のチームに分けて考えています。これらのチームに分かれた学生は、それぞれの役割を学ぶとともに、組織として1つの企画を立ち上げる経験を積んでいくのです。

「プロモーションワーク」の授業

美専展2016のコンセプト「クリエイティブを魅せろ。」

最後に、今年のサブタイトル「クリエイティブを魅せろ。」について。
これは、プロモーションワークの授業の中で決められたものです。
「社会を、日常を、そして長野を革新するようなクリエイティブを発信したい」という、学生の思いが込められた言葉です。
このコンセプトに向かい、全員が一丸となって取り組んでいます。
着々と準備が進められている美専展。どのように実を結ぶのでしょうか。2月25日の開催を楽しみにお待ちください。

美専展の会期・会場などの詳しい情報はこちらをご覧ください。
→「美専展2016 クリエイティブを魅せろ。」開催