Fine Art Line
社会に響く
ファインアートとは
ファインアートは「純粋美術」を意味します。絵画や彫刻などの既存の美術のジャンルを踏まえながら、
それらを刷新するような手法や技法を模索していく分野といえるでしょう。
そのための手がかりとなるのが「自分の感性(独自な視点)」や「一瞬のひらめき」といわれるものです。
基礎的な造形力の獲得もさることながら、まずはこれらに真摯に向き合うこと。
それが個人の表現を超えて、他者からの共感をも引き出せる完成度の高い表現を実現していくのです。
共感を呼び起こす作品を創る。
ラインでの学び
ファインアートラインは、描く技術や、表現素材知識などの基礎の上に立ち、まだ見ぬ自分の表現を探す課程です。
自己や外界と向き合ってきっかけを拾い上げ、表現としてアウトプットする取り組みを探求し周りの価値であるべき自分の表現、
それそのものを目的とした"純粋なアート"の成立を図っていきます。
ファインアートラインの科目は、主にビジュアルアート科(2年制学科)に配当されています。
学びのポイント
デッサンを中心に表現のベースとなる「観察眼」を鍛える
さまざまな素材や技法を研究して表現の可能性を探る
インプット・アウトプットを繰り返して表現を模索する
活動から学ぶ
アートのテーマは学生それぞれの中に眠っています。表現として形となるまでには時間がかかります。
講師は学生とのマンツーマンで向き合い、テーマの結実をサポートしていきます。
作品紹介
死んで、生まれるものを観たいの。
愛らしかったり、かわいらしいという、ある種ヒトをキャラクターに見立てた「人形」の外観ではなく、敢えていびつな「球体関節人形」というジャンルを選び制作しました。これを通し、あらためて「ヒトのかたちとは?」という問いを追求しています。
学生の声
アーティストとして必要不可欠な
知識・スキルを養いました。
ファインアートラインゼミでの学びを通して、私はアートワークの基礎を徹底的に学びました。
デッサンの描き方に始まり、キャンバスの貼り方、パネルの水張り...さらにはアーティストステイトメントの書き方や制作スケジュールの管理に到るまで、アーティストとしての活動に必要不可欠な知識・スキルを養うことができたと思います。
また表現の面では、一つの作品を「なぜ」描きたいのか、「どう」見せたいのかを明確にすることに努め、作品の持つ真の「意味」に迫ろうとしました。
切磋琢磨しあえる仲間たちと出会いました。
私はファインアートラインゼミで、切磋琢磨しあえる仲間たちと出会いました。
ゼミ内では、制作物について仲間同士で意見を交わす機会が多く、自分にはない考え方に触れることもできます。
そこから今後の制作につながるような課題や、意欲を見出すことができました。
これからも仲間たちと共に学び、高め合いながら、制作活動を続けていきたいです。