美専生の抽象絵画 東京・新宿の新築マンションの共用空間を彩る
2026.10.05
【社学連携】 美専生の抽象絵画3点 東京・新宿の新築マンションに展示
長野美術専門学校では、長野都市計画株式会社様との社学連携により、同社が東京都新宿区四谷四丁目に開発した新築賃貸マンション「(仮称)ゲートマークス新宿四谷」の共用部に展示する抽象絵画を制作しました。
今回の取り組みは、「長野の学生の感性を東京で発信できる場をつくりたい」という長野都市計画株式会社様からの提案を受けて実現したものです。
授業「ファインアート」を履修する学生たちは、5月から作品の構想を進め、9月16日に作品を完成。9月28日のマンション竣工に先立って現地に設置しました。
日常の景色を捉え直す「CLEAR THE FOG」
制作にあたり、学生たちは同社からマンションブランド「GATEMARKS」の企画コンセプトや立地特性について説明を受け、現代アートの歴史や素材について研究を重ねました。
制作テーマは、「日常でよく見ているのに見逃してしまっているもの」。雨の日にワイパーが拭った窓の向こうの景色や、へらでならしたケーキのクリームなど、道具を動かすことで新しい景色や形が生まれる瞬間に着目し、抽象絵画シリーズ「CLEAR THE FOG」を制作しました。
自作の「スクレイパー」で生まれる表現
制作では、学生自らが作った「スクレイパー」を筆の代わりに使用。絵の具を重ねるだけでなく、削り取り、動かすことで、絵の具の表情や滲み、剥がれ、重ねられた時間を画面に表現しています。
授業「ファインアート」での制作の様子
作品を東京の居住空間へ
完成した3点の作品は、屋上ウッドデッキにつながる共用通路に展示され、作品のそばには制作意図を記したプレートも設置されています。
東京の実際の居住空間に作品を届ける経験を通じ、アートと空間について実践的に学ぶ貴重な機会となりました。
抽象絵画シリーズ「CLEAR THE FOG」と、制作した3人の学生