CAMPUS LIFE

キャンパスライフ

「花火」を追いかける写真家人生に学ぶ。

「花火」を追いかける写真家人生に学ぶ。

花火のシャッターチャンスに集中する美専生

えびす講煙火大会の撮影も30年近く続けている、花火写真の第一人者・金武武(かねたけたけし)先生。美専生への撮影レクチャーの3年目。1年目は土砂降り。2年目は暖かった。さて今年は?

 先立つ「映像表現」授業に先生をお招きしてから、2週間ほど経ち本番に望んだが、なんと今年は雲のない絶好の撮影日和に。学生はデジタル一眼レフカメラで思い思いに迫力の花火に挑み、傑作を追いかけた。

丸山大空さんの花火写真

撮影:ビジュアルデザイン科3年制学科3年次 丸山大空さん


花火撮影の第一人者、金武武先生にインタビュー
高校生の時に横浜の山下公園で見た花火に感動して以来、「花火」を追いかける人生が始まり、年に100回以上撮影している。僕の写真の成功とは......。

金武武先生の千曲川の河原での直前レクチャー  花火は現場に行かないと、本物の感動を味わえない。いつ、どこで始まるのかみんながワクワクしています。その中に巻き込まれるエネルギーがある。ズドーンと来た時に体が揺れて、地面も揺れる、反響音もすごい。花火の壮大さに比べると自分のちっぽけさを感じて、つまらないことで悩んでいたことが馬鹿らしくなる。花火師さんが1年かけて作った巨大な花火が、ほんの3秒・5秒で消えて無くなるのを、何万人という人が一緒に見ている。何回見ても感動する。僕が表現しているのは写真だけど、写真は表面の薄い部分しか表すことができていないと思う。僕の写真で『綺麗だな、行ってみたい』と思って足を運んでくれる人がいたら、僕の写真は成功だと思う。


ビジュアルデザイン科2年制学科1年次生の黒沢涼夏さんにインタビュー
先生から「撮影の技術は教えられるけど、構図とシャッターを押す瞬間はそれぞれの感性」と教えていただきました。

えびす講大煙火大会の花火撮影に夢中になる美専生  アルバイトで結婚式場の動画撮影をしていますが、花火の撮影は全く初めてで、本格的なスチール撮影をしたのも初めてでした。最初、コツを掴むまでは難しかったですが、金武先生にカメラのセッティングの基礎から教えてもらって、夢中になってファインダーをのぞき、撮影の楽しさを味わうことができました。花火をこんなに近くで見たことも初めてで、あっという間の1時間半でした。「ライブコンポジット(比較明合成)機能」(設定した露光時間で撮影した画像を連続で複数枚撮影し、それぞれの明るくなった部分だけを合成する機能)を学べたのはとても良かったです。来年もぜひトライしたいと思います。


冨澤陽向太さんの花火写真

撮影:ビジュアルデザイン科3年制学科3年次 冨澤陽向太さん

白山季詩さんの花火写真

撮影:com.デザイン総合学科1年次 白山季詩さん

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