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授業・活動

3人の語り手から学ぶ〝私〟の伝え方

3人の語り手から学ぶ〝私〟の伝え方

12月3日、クリエイティブワーク総論が開講されました。クリエイティブワーク総論の授業には学生たちが学びの課程において自分自身の位置を確認し、学びの目的を明確にする意図があります。 毎回様々な講師が登場するクリエイティブワーク総論ですが、今回のテーマは「セルフプロモーションについて考えてみよう」です。 ゲスト講師はアートディレクター・グラフィックデザイナーのヤマダタケシさん、本校キャリア指導主事の塚田佳子先生、学生ゲストとして本校研究科2年次生の花里弘人さんを迎えました。

セルフプロモーションとは自分自身のイメージやメッセージを自分自身で伝えるスキルです。美専展、就職活動といった課題を乗り越えるために必ず身につけなくてはいけないものですが、今回の授業ではもっと広く捉えてほしいという狙いがありました。 「もちろん直近の課題に対して、セルフプロモーションは必要不可欠なスキルです。しかし、学生の皆さんには自分自身の人生をどう生きるべきかの取り組みとして捉え、目の前の課題だけでなくセルフプロモーションというものを考えて欲しいと思っています。」 このような学校長の講話に続き、第6回クリエイティブワーク総論が始まりました。

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最初に登壇したのは1970年初頭からデザインに関わるグラフィックデザイナーのヤマダタケシさんです。「何の後ろ盾もなく、話下手の自分は徹底して人とは違うことをやってきました。おそらくその行動がセルフプロモーションになったのではないでしょうか。」と語るヤマダさん。 自分の得意分野を徹底して磨くと十分セルフプロモーションになるという実例は、コミュニケーションが苦手な学生は勇気をもらえる話だったのではないでしょうか。また学生からの、どうやったら他の人と違うことが出来るのかという質問には「日常生活で美しいものやかっこいいと思うものを見た時に、なぜこのようなデザインになったのか、と考える癖をつけることで視点の幅が広がる」と話していたことが印象的でした。

tsukadakeiko.jpg2番目に登壇したのは長野美術専門学校でキャリアデザインの授業を持つ塚田佳子先生です。普段授業で話すことのない、自身のライフワークであるガールスカウトの活動についてお話いただきました。ガールスカウトのリーダーとして、ワールドワイドに活躍する彼女の話はとてもエネルギーに満ちていて言葉の一つ一つに力強さを感じます。ガールスカウトの活動を通して育んできた自身の強みを活かし、慢心することなくブラッシュアップしてきた姿勢がセルフプロモーションとなっていました。彼女のセルフプロモーションはこれからもより強固になっていくだろうと予感させる話でした。

hanasato.jpg就職活動を通して学んだセルフプロモーションについて話してくれたのは花里弘人さんです。就活の失敗からポートフォリオは自分自身を説明する道具でしかないと気づき、就活先の企業ごとの事業内容に沿ったポートフォリオを提示する工夫をしたことが内定につながったと話します。聴講した学生達も興味というよりこの先乗り越える自身の課題解決の方法論として聞いていたのではないでしょうか。

登壇した3人のセルフプロモーションに共通して感じたことは情熱と重みです。彼らは情熱を持って行動し、失敗を重ねながらも前を向いて進んできた。そういったプロセスが彼らのセルフプロモーションを形成してきたからか、言葉に重みがありました。 おそらく聴講した学生達も感じたのではないでしょうか。学生達はこれから幾度もセルフプロモーションを行わなければならない場面に出会います。その時、3人の話がどう響いてくるのか、願わくば学生達の歩みを進める力になってくれたらと思います。

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