CAMPUS LIFE

キャンパスライフ

今「さらす事」に意義があると問いかける美専展、観るしかない。

今「さらす事」に意義があると問いかける美専展、観るしかない。

美専展のタイトル、「さらせ、Vivid。」

学生の胸の内に静かに燃える想い、それが美専展のタイトルになった。
それは、「さらせ、Vivid。」 はたして、その意図は?

年間の学びの集大成、総合制作のお披露目がこの「美専展」。 学生が企画運営するこのクリエイティブプロジェクトは、「プロモーションワーク」という授業科目の課題でもあります。 このプロジェクトにつけられたタイトルは「さらせ、Vivid。」というもの。 ここには、昨今の情勢により、マスク着用の規制や外出の制限などが進み、なにかと抑制的な環境に置かれてきた私たち。 そんな状況下で、普段は隠れている自身の鮮やかな一面、すなわち『Vivid』な個性を、「美専展」を通して発信して行きたい、と言う意味が込められています。
日常的に脅威と隣り合わせで過ごし、圧迫されている今だからこそ、「さらす事」が意義深いものになっているのではないでしょうか。 こんな時だから、美専生は個性をさらし、来たるべき未来を問いかけます。

美専展2022イメージ

「さらせ、Vivid。」このタイトルからデザインされたイメージビジュアル。

サテライトキャンパスに張り出された美専展2022のポスター サテライトキャンパスには、この時とばかりにポスターが張り出され、開催メッセージを告げる。


美専展開催に際して
 
「クリエイティブこそ社会形成の要(かなめ)
 美専(長野美術専門学校)の理念体系にこの言葉があります。これは五十有余年前の建学の精神に拠って導かれたもので、美専はこの信条を胸に学びを進めています。 しかしクリエイティビティが重要な人間性であることは、何も今に始まったことではありません。 先史人が貝殻を容器に見立てて道具として使った時、そこにあったのは紛れもなくクリエイティビティです。 川の水を汲み取る不便さを解決する術はあらかじめ無く、思い付く、試しにやってみるといった行為があって便利さを実現することができたわけです。 しかしながら現代には、人間がそもそも持つそのような力を放棄している嫌いがあります。仕事にあたっては、あらかじめ答えが決められていて、 そこに効率よく到達することのみが、当たり前のように強いられてきたのではありませんか? 今の社会に息苦しい不自由さが満ちているのをお感じにならないでしょうか?  本校での学びはクリエイティビティという人間性を取り戻す学びであり、「総合制作」は、学生それぞれが、年間の修学に際してその目的にどれだけ近づくことができたかという成果を確かめる取り組みです。そして「美専展」はその公開により、社会にとって重要だったはずのクリエイティビティを社会と共に思い出すプロジェクトです。
「自由、自律」
 この取り組みの中、美専は熱気に満ちていました。どちらかと言えば、熱い想いは胸に秘めるタイプの学生が静かに、 しかし確かに燃え上がりました。、誰かに決められた目標に、誰かが決めたやり方で辿り着くというのではない道を歩みました。 「他律」より「自律」を選んで、「自由」の厳しさを楽しんだのです。
 皆さま、好きなことを思いきりやり遂げた、若者の命の輝きをどうぞご覧下さい。

リラックスした小林勝彦校長

長野美術専門学校
校長
小林 勝彦

美専展2022-さらせ、Vivid。

学科、年次、専攻ラインごとに、クリエイティブの学びの集大成「総合制作」の成果がご覧いただけます。

開期:2022年2月25〜27日
時間:25日[Fri]14:00〜18:00
    26日[Sat]10:00〜18:00
    27日[Sun]10:00〜14:00
場所:北野カルチュラルセンター全館(長野市中央通り権堂入口向かい)

学生が運営する美専展SNS
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