CAMPUS LIFE

キャンパスライフ

デザインの学びにレタリングは欠かせません。
美専ではちゃんと修行、修行。

 デザインの学びにレタリングは欠かせません。<br>美専ではちゃんと修行、修行。

羽根ぼうきをかたわらにレタリングに集中、本年度第2回目のタイポグラフィ授業(デザインライン)

レタリングはデザインのすべてを教えてくれる、と言っても過言ではありません。 明朝体・ゴシック体を日本語レタリングで、ローマン体・サンセリフ体を欧文レタリングで。 デザインはアカデミックに学ばなければ。

あまりにもパソコン頼りのモノづくりになりすぎてはいませんか?「尺で測るな目で測れ」600年前のルネサンスの巨匠の言葉は今も活きる金言です。 感覚で勝負するデザインの世界で、感覚を磨かなくては何事も始まりません。お手本を見て写す、見た通りに描き上げる。 そんなシンプルな課題への取り組みがデザインラインの一年次基礎履修期には繰り広げられます。美専生は今年もすこぶる熱心にやりはじめました。ここから本当の「好き」が生まれてくるのです。

添削されたレタリングが貼られたレクチャーボード

ここまでやる、こうしてやる、手描きレタリングのレクチャーが行なわれた板書。提出されたレタリングに添削が入り、取り組みのポイントが浮かび上がる。

ホワイトボードの左上は、明朝体のエレメントの「よこ線」と「点」。これは決してコンピュータでのプリント出力ではなく鉛筆の手描きです、ここまでの完成度を求める授業です。"何のためにどこまでやるのか"、学びの意義と到達点を理解した美専生の修行が始まっています。

タイポグラフィ授業

この科目には「タイポグラフィ1」と「タイポグラフィ2」があり、「タイポグラフィ1」はビジュアルデザイン科2年制・3年制学科及びcom.デザイン総合学科とも1年次の必修科目になっています。内容はレタリングで日本語と欧文に取り組みます。教程には能力検定もあります。
美_上原明朝体 中でも日本語レタリングは、美専の顧問講師をおつとめいただいた上原昌先生がデザインした書体をお手本として用いています。この書体はフォントとして普及はされておらず、レタリングの学びのために書き下ろされた書体です(左の「美」はその明朝体、「新国立劇場」など一部、ロゴタイプとして使用されています)。


広く知られる上原昌先生のデザイン

上原昌がデザインした代表的なマーク

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