映像ラインの「総合制作」、そして美専展グランプリ受賞作がこれだ。

年度の集大成「総合制作」を公開する美専展、今年のグランプリは、映像ラインからの受賞です。 「総合制作」は年度の集大成の実技授業、そしてその成果を美専展で公開する。2年制学科であれば2年間の集大成ということになりますが、その修学はあっという間の感もぬぐえません。今年の美専展で見事グランプリを受賞したのは、映像ラインのアニメーションムービー。作者の学生が受賞にあたっての述べた感想は、2%の満足度というもの。まだまだ映像制作への取り組みを始めたばかりという意味で、これからの意欲がうかがえる。自ら取り上げたテーマは深刻な問題で、受賞理由もそのチャレンジ精神、元気の良さをかわれてのものでした。グランプリ受賞ムービーを始め、映像ラインからの「総合制作」を抜粋で紹介します。
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零落─シンポジウム─/荻原陽人
「安楽死による救済」をテーマとした自作楽曲のミュージックビデオ。主人公は病気を患う自身の祖母をきっかけに「安楽死」に対する価値観や倫理観が変化していきます。
cycle/山本海飛
タバコの社会問題に焦点を当て、制作。ポイ捨てされたタバコがどのように変化するのか、タバコによって起きる社会問題、その過程のストップモーションによるアニメーションです。「変身・変化」をテーマとした映像あるいは写真による制作
美専展グランプリについて 年間の集大成をおこなう「総合制作」という実技授業の作品を公開するのが美専展です。美専展ではコンクールをおこないグランプリを競いますが、本年は、授業での評価に基づき選出されたノミネート作品18点の中から、グランプリ1点と優秀賞4点がそれぞれ選出されました。